社会保険労務士:中奥俊明
投稿日:2023/9/1
国民年金と厚生年金の違いと受給方法
こんにちは!社会保険労務士の中奥です。前回に引き続き年金についてのお話です。今回は国民年金と厚生年金の違いと受給方法についてわかりやすくお伝えしますね。
まず、国民年金とは、国民全体が参加することが義務付けられた年金制度です。自営業者、主婦や学生など、幅広い人々が加入しています。国民年金は、納付金額と加入期間に応じて支給額が決まります。また、一定の条件を満たせば、障害年金や遺族年金も受け取ることができます。
一方、厚生年金は、会社員や公務員などの雇用者が加入する制度です。雇用主と労働者が保険料を折半で支払い、退職後に年金を受け取る仕組みです。厚生年金は、国民年金に比べて受給額が多くなることが一般的です。また、企業が労働者の退職金を担保する役割も果たしているとも言えます。
では、具体的に年金を受け取る方法を見てみましょう。国民年金の場合、一定の年齢に達したら年金手続きを行います。手続きは、居住地の年金事務所で行うことができます。年金事務所では、必要な書類の提出や手続きのサポートをしてくれますので、安心して相談してみてくださいね。
一方、厚生年金の受給方法は、退職後に厚生年金基金や年金機構といった機関に手続きを行います。手続きの前に、所属する会社や団体の人事部や厚生年金担当者に相談し、具体的な手続きの流れや必要な書類について確認しましょう。
国民年金と厚生年金の違いを理解して、自身の加入状況や受給方法を把握することはとても重要です。受給額や受給開始年齢、手続き方法など、具体的な情報を把握しておくことで、スムーズに年金を受け取ることができます。
もし、手続きや受給に関する疑問や不安がある場合は、近くの年金事務所や会社の担当者、あるいは年金の専門家である社会保険労務士に相談してみてください。丁寧に案内してくれるはずですよ!
次回は、年金支給額の計算方法や最適化のポイントについてお伝えします。お楽しみに!
社会保険労務士 行政書士 中奥事務所
中奥 俊明