衆議院議員:遠藤良太
投稿日:2023/10/18
『介護における「高齢者」』
衆議院議員の遠藤良太です。
日本維新の会に所属をしています。
国会では、衆議院の厚生労働委員として活動しています。
国会議員になる以前は、介護関連の会社で経営をしていました。
はじめは訪問入浴の介護現場を2年間経験し、その後、訪問介護、デイサービス、老人ホーム、福祉用品販売等の様々な現場経験を経て、海外での高齢者事業に携わってきました。
65歳以上は高齢者とされています。
日本では3割が高齢者。
しかし、65歳以上の方でも元気な方が多い。
私も、介護で65歳以上の方が活躍されているのを見てきました。
介護は人手不足です。
団塊の世代の方々が介護を受ける時期に来ています。
介護のニーズは高まっていますが、若い人は介護をやってくれません。
介護職員の有効求人倍率は3~4倍。訪問介護に至っては10数倍。
人が全然足りません。
政府は介護職員の賃上げを検討。
10月18日現在、月6000円とも言われています。
ですが、焼け石に水。
これで人が介護に来るのでしょうか。
そうした中で、65歳以上の方は貴重です。
リタイヤされた方。
時間に余裕のある方。
社会に貢献したい方。
働くのが好きな方。
少しでも介護に関わっていただければと思います。
もし、介護を受けられる場合、介護保険制度を利用することになります。
お住まいの市区町村にまずは、ご相談ください。
市区町村に要支援認定・要介護認定を申請します。
認定員による調査などを経て、要支援・要介護の認定がされます。
そうすることでサービスを利用することができます。
施設・居宅系サービス、在宅系サービスで様々なサービスがあります。
民間企業も、おもてなしの精神でサービスを提供しています。
今年6月、国会で認知症基本法が成立しました。
認知症対策について国として本腰を入れていこうとするものです。
2025年には高齢者の5人に1人が認知症患者になるとも言われています。
誰もがなりうる認知症。
認知症の方やご家族を社会で支えていきます。
今年9月、アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」が承認されました。
初めての認知症の薬です。
認知症を遅らせる効果があります。
もっとも、価格の算定や保険の適用といった課題もあります。
いずれにしても、認知症対策を進めていく必要があります。
日本は平均寿命が長い国です。
男性81歳、女性87歳。
けれども、日常生活に支障のない健康寿命は10年ほど開きがあります。
健康寿命を延ばしていく。
65歳以上の方が生き生きとお過ごしになる。
人生100年時代に向けて。
私は、そうした社会を目指し、これからも介護・医療・福祉といった分野にライフワークとして取り組んでまいります。
衆議院議員
遠藤良太