社会保険労務士:中奥俊明
投稿日:2023/7/21
日本の年金制度の歴史と仕組み
こんにちは!社会保険労務士の中奥 俊明です。社会保険労務士って、何者?? 社会保険労務士とは、社会保険や年金、雇用保険などの専門家で国家資格者です。
記念すべき第1回目のコラムは、日本の年金制度の歴史と仕組みについてお話ししたいと思います。すこし堅い内容になりますが、歴史や仕組みを理解することが、制度の恩恵をよりたくさん受ける一助となりますのでお付き合いください。
日本の年金制度は、国民の高齢化に対応し、経済的な安定を保障することを目的とした制度です。その歴史を紐解いてみましょう。
1961年に公的年金制度がスタートしました。この制度は、国民全体が参加することが義務付けられており、労働者や自営業者、主婦や学生など、さまざまな人々が加入しています。
公的年金制度には、国民年金と厚生年金という2つの柱があります。国民年金は、個人の所得や加入期間に基づいて支給額が決まる制度で、障害年金や遺族年金なども含まれています。一方、厚生年金は、会社員や公務員などの雇用者が加入し、雇用主と労働者が負担金を支払います。退職後には、これらの年金制度から給付金を受け取ることができます。
年金制度は時代とともに進化し、改革が重ねられてきました。少子高齢化や労働環境の変化に対応するため、制度の見直しや財政の持続可能性が模索されています。また、女性や非正規雇用者の年金問題にも注目が集まっており、より包括的な制度の実現に向けた取り組みも進んでいます。
年金受給者の皆さんにとっては、年金が重要な生活の糧となります。受給額の計算方法や税金との関係、遺族年金の受給方法など、制度の詳細を理解することは、より充実した老後を過ごすために必要なことでしょう。
このコラムでは、みなさまの生活が、より充実したものとなるように内容を厳選し、お届けしてまいります。ともに学び、ともに歩んでいきましょう!
社会保険労務士 行政書士 中奥事務所
中奥 俊明